外壁塗装の色選びに悩まれている方へ  横浜市旭区

2022.09.15

おはようございます。ASAHI PAINT代表の池田です。
前回の続きでなぜ色選びでトラブルが起きてしまうのか、トラブルを回避するための方法の2つを解説していきます。

塗料のグレードも重要となりますが、外観に大きく影響する色選びもとても重要になってきます。もしイメージと違っても、気軽に塗り替えられる金額ではないので失敗は回避したいところですよね。そろそろ外壁塗装をしようかな、色はどのように選ぶの?など様々な疑問がおありだと思いますので是非、参考にしてください。

 外壁塗装の色選びによる失敗が多い理由 
・仕上がりを確認できない
お店に行けば実物を見られる車や洋服とちがい、外壁塗装のカラーは現物で仕上がりを確認することができません。外壁の模様で仕上がりがイメージと違って見えたり、艶のでかたなど実際の仕上がりをチェックできないのが外壁塗装の色選びの失敗の主な原因です。
ネット通販などで写真だけ見て注文し、実際に届いてみたらイメージと違った、なんていうご経験された方は多いんじゃないでしょうか?洋服や物なら返品という方法もありますが、外壁塗装ですと返品や気軽に塗り替えができないのでお時間をかけて色を決めるのが大切です。

   外壁塗装の色選びでよくある失敗   
・仕上がりのイメージが違う
前述したように現物での確認ができない外壁塗装では、選んだ色と仕上がりのイメージを100%すり合わせるのはとても難しいです。


☝多くの方はこのような色見本から色を選びます。

ご自身のお好きな色を選べ、とても魅力的ですが、実はここに落とし穴があります。
外壁のように広い場所に塗料を塗ると、「面積効果」というもので色の見え方が変わってしまうので、イメージと違ったとなってしまうのです。色見本のこの小さい面積から色を決めてしまうと色選びの失敗の原因になります。上の四角は同じ色ですが小さい方が濃く見えて大きい方が少し薄く見えます。この大きさの差だけでも色が変わって見えるので色見本の小さい面積から色を決め、塗装してしまうと思っていた色と違うとなりかねません。明るい色は面積が広くなるほど鮮やかになり、暗い色は面積が広くなるほど、くすんで見えます。
原理が分かっていてもどのように色選びをしたらいいか余計分からなくなってしまいましたよね。ですが対策もありますので是非最後まで目を通してみてください。

 対策①大きなカラーサンプルから選ぶ 


☝A4サイズの塗り板

面積効果によるイメージの違いを防ぐために、A4サイズの塗り板を業者に依頼しましょう。小さなカラーサンプルに比べ、現物の仕上がりのイメージがしやすくなります。色の候補が決まりましたら、近い色を3色ほど選び塗り板で見比べてみるといいと思います。室内で見るより、実際に外に行き太陽に当ててみると艶の出方などを確認することができます。北面や南面など場所によって見え方も変わってきますので、いろいろな面で外壁に近づけ確認してみてください。


☝モルタル外壁の模様

モルタルの外壁の模様も塗り板に反映できますので、モルタルのお家の方はイメージがしやすくなると思います。サイディングの場合は塗り板に反映できません。ボードの余りがあればそちらに塗ることは可能ですが、ボードの余りは基本的にないと思いますので、平らな塗り板で色を決めることになります。

 対策②ご近所を散歩して色を決める 

色がなかなか決められない方や、塗ったイメージがしづらい方は、ご近所を散歩して自分の好みの色のお家を見つけ業者の方に「あそこのお宅の色に近いものにしたい」と伝えましょう。同じ形の家ではなくても実寸大の建物を見ればイメージがしやすくなります。外壁のデザインも様々なので自分のお家に近いデザインから見つけるとより仕上がりのイメージがしやすくなります。屋根塗装と外壁塗装をご一緒に考えている方は屋根と外壁の相性なども参考にすると色合いでの失敗も防げます。もし色の相性などが不安でしたら業者に相談しましょう。様々なお家を見てきたからこそのアドバイスもできますので迷われた場合は業者と色を決めていきましょう。

 対策③カラーシュミレーションを活用 


☝カラーシュミレーションアプリ

カラーシュミレーションを使えば全体のイメージがしやすくなります。お客様のお宅の写真を撮り、カラーを変えることができます。ですが、本物の質感までは再現できないので大まかな色の選定に使い細かい確認は、対策①の塗り板で行いましょう。iPadをお持ちの方でしたら写真のカラーシュミレーションアプリを使用することができますので、事前にご自身でカラーシュミレーションしてみるという方法もあります。

        まとめ        

外壁の色選びは、その後10数年を左右する大切な要素です。簡単に変えられるものではないからこそ、時間をかけて業者に相談しつつ、後悔のない色選びをしましょう。今回ご紹介させていただいた、失敗例や対策は一部ですが、塗り替えをご検討されている方は是非、参考にしてみてください。
色選びで失敗を防ぐためには、塗装経験のある業者に依頼することが大切です。カラーサンプルを渡され、「ここから好きな色を選んでください」と言われ素晴らしいご提案に聞こえますが、実際に選びイメージと違っても「選んだのはお客様ですよ」と言われかねません。ですので、外壁塗装専門店に相談、お見積りをしましょう。

数あるブログの中から最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。読んでいただいた方は色選びのコツを知ったと思いますのでこれを実践し、納得いく外壁塗装工事になることを心より願っております。

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