こんばんは!ASAHI PAINT代表、池田です。
ここ最近バタバタしていてブログ更新が中々できませんでした…今年も残り1ヶ月と少しになりましたね。やり残したことがないように計画的に行動していきたいですね。
さて今回は、外壁の劣化症状について解説していきます。外壁塗装を依頼するきっかけになる要素にもなります。専門的なことはわからなくても、劣化症状はどのようなものがあるのか、把握しておくだけでも工事を行う目安がわかってくると思いますので、是非、参考にしてみてください。
外壁劣化症状をセルフチェック
コケや汚れ
外壁の劣化症状として、最初に目につきやすいコケや汚れ。外壁の防水効果が薄れてきているサインにもなります。湿気は外壁を汚す最も多い原因になります。
カビや苔が生えてきますと、外壁が緑色に変色したり、黒くくすんだりし、見た目が悪くなってしまいます。また、長い間、放っておくと腐食などが起こり、外壁の耐久性が低下してしまいます。
苔や汚れが気になるようでしたら一度、専門業者に相談してみましょう。
ヒビ割れ
続いては外壁のヒビ割れになります。大きいヒビ割れは目につきますが、小さなヒビ割れは、外壁を気にされている方でないと中々気づかないものです。
ヒビ割れは窓枠の近く、外壁のつなぎ目に発生しやすいため、ご自身で確認する場合はそのような場所をチェックしてみてください。
「ヒビ割れ」と聞くとすぐにでも補修した方がいいのではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。ヒビ割れには、さまざまな種類のものがあり、それほど急いで対応しなくても大丈夫なものから、専門業者に相談し、早急に対応した方がいいものまであります。
あまりにも大きなヒビ割れは、水の侵入を許し、外壁が傷んだり、雨漏りの原因になってしまう可能性がありますので、業者に相談しましょう。
小さなヒビ割れはすぐに対応しなくても平気ですが、「小さいヒビ割れだから大丈夫だろう」と放っておくとさまざまな被害に発展してしまう可能性があるので、注意しましょう。
小さいヒビ割れは、ご自身で補修することもできますが、塗装をした際に、補修跡が目立ってしまったり、塗料と相性の悪い補修材を使用してしまい、塗膜剥離の原因になってしまう場合もございますので、ご自身で補修する際は、入念に下調べを行う必要があります。
手も汚れますし、脚立などが必要な場所ですと、危険も伴いますので、ご自身で補修することは、あまりオススメできません。
ですので、「ヒビ割れが心配だな」と思うようになってきましたら、一度、専門業者にみてもらいましょう。
チョーキング現象
外壁をチェックする際に一度、手で触ってみてください。手に白い粉が付いた場合は外壁が劣化しているサインです。一見外壁の汚れなのではないか?と思うかもしれませんが、紫外線などの影響などで、外壁塗膜が古くなり変質し、粉状になったものです。チョークの粉に似ていることから「チョーキング」と呼ばれたり「白亜化現象」と呼ばれたりしています。
チョーキングが起こっている外壁は、防水性が落ちています。雨などの水分を吸い込み、建物を傷める原因になってしまいます。
外壁に触れた際に薄く粉が付いた場合は、軽度のチョーキングですので、今すぐに対応するほどではないですが、手が真っ白になる状態の場合は、劣化がかなり進んでしまっている状態なので、外壁塗装を検討してもいい頃です。
外壁の剥がれ ・膨れ
外壁の剥がれや膨れは、見た目ですぐにわかります。経年劣化による剥がれもありますが、施工方法の問題による場合もあります。
汚れや、古い塗膜を高圧洗浄の際に落としきれていなっかった。外壁が十分乾燥しないうちに施工してしまった。などがあります。
膨れの部分には水が溜まっている場合があり外壁を傷めてしまう可能性があります。また剥がれの場合でも外壁がむきだしになっていますので、水分が建物内部に侵入し、建物自体を傷める原因のもなってしまいます。
工事後、2年~4年ほどで外壁塗装が剥がれてきた場合は、施工ミスや手抜き工事の可能性が考えられます。もしこのような、症状が早期に確認した場合は施工していただいた業者に対応をお願いしましょう。
鉄部のサビ
外壁に取り付けられた金属部分、鉄骨階段、などは時間が経つことでサビが発生する場合があります。サビが発生することで、美観をそこねてしまったり周囲の外壁などをサビ汁で汚してしまう場合もあります。
軽度のサビならサビ落としなどで対応できますが、重度のサビになると体積が膨張して塗膜を押し上げてしまいます。劣化が進みすぎてしまうと手で少し触るだけでもボロボロと取れてしまいます。鉄骨階段や手すりなどは、崩れてしまい大きな事故につながる可能性もありますので定期的なメンテナンスが必要です。
理想を言えば、サビが出てくる前にメンテナンスをした方がいいです。
木部の剥がれや傷み
木材部分は水分を吸うことで膨張し、水分を出し乾燥することで縮みます。このような伸縮を繰り返すため、木材部分は比較的傷みやすく劣化が進みやすくなります。
木材の防水効果が薄れてしまうと、雨水などがしみ込み経年劣化で腐ってしまう場合もあります。時にはシロアリを呼び寄せてしまう原因になってしまうので注意が必要です。ですので、定期的なメンテナンスが必要になります。理想を言えば、3年~5年を目安にメンテナンスを行うといいと思います。
木材が腐ってしまうと、塗り替えでは対処ができなくなる場合があるので、定期的なチェックをし、早めに対処できるようにしましょう。
コーキングの劣化
サッシの周りや、外壁のつなぎ目などの使われているゴム状のものを「コーキング」と言います。サイディングのお家の方は、ご存知なのではないでしょうか?
コーキングは、サッシと壁の隙間、壁と壁の隙間などを埋めることで雨などの侵入を防ぐ防水材です。
劣化が進むと変形、ヒビ割れしたり、壁から完全になくなってしまいます。外壁の裏には防水シートが貼ってありますので、コーキングが傷み始めてすぐに雨漏りなどの心配はありませんが、長い間放っておくと、外壁や建物内部を劣化を進める原原因なりますので注意が必要です。
コーキングが傷んできたタイミングで外壁塗装を行うことで足場仮設の回数を減らし費用を抑えることができますので、コーキングと外壁塗装はセットに行うことをオススメします。
まとめ
お家には様々な劣化症状があります、急いで対応したほうがいいものから、そうでないものまであります。いくつかの劣化症状が当てはまる場合はお近くの外壁塗装専門店にご相談しましょう。訪問販売などで今すぐ対応した方がいいと言われ、その日に契約をせかす業者もいますので、十分に注意してください。
また、高所の場所の確認も危険が伴うので専門業者にみてもらいましょう。